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産業・組織心理学

仕事・職場・組織・リーダーシップなど

2026 全文解析

脆弱な能力を navigatеする:自殺過程にある患者との出会いの意味を救急隊員の視点から探る

スウェーデンの救急隊員18人へのナラティブ・インタビューを分析し、自殺過程にある患者への対応が、従来の技術的・手順中心の職業能力を大きく揺さぶることを示した。参加者は、何をすべきか判断できず無力感を抱く一方で、患者のそばにとどまり、話を聴き、人間同士のつながりを築くことに臨床的・倫理的な意味を見いだしていた。著者らは、こうした迷いや無力感を能力不足ではなく道徳的感受性の表れとして解釈し、救急医療に対人スキルと実存的ケアを組み込む必要性を論じている。

2026 全文解析

研究集約型の大学医療センターでフェローを教員として定着させる要因:混合研究法による検討

米国の研究集約型医学部で研修するフェローを対象に、修了後に同じ機関の教員になるかどうかに関連する経験や意思決定要因を調べた混合研究法研究。168人の調査では、教員職の提示・受諾に関わるグループ間で、肯定的な研修経験、メンタリング経験、アカデミック・メディシンを目指す意向に違いがみられた。24人への面接では、キャリア目標、生活上の希望、給与・福利厚生・組織資源、教員職に関するコミュニケーション、職場文化が意思決定に関わるテーマとして示された。著者らは、フェローのキャリア目標と組織のニーズを早期かつ明確にすり合わせることが、教員職に関する情報に基づく意思決定や、目標が組織と合う人材の定着に役立つ可能性を示している。ただし、観察された関連から因果関係は判断できない。

2026 全文解析

疲弊から活力へ:小児医学教育リーダーのレジリエンスを支えるコミュニティの役割

カナダの小児医学教育リーダーを対象に、バーンアウトの程度と、全国組織PUPDOCへの所属が仕事やレジリエンスにどのように関係するかを、質問紙調査とフォーカスグループで検討した。調査では16人中3人が従来のMBIでバーンアウト高リスクに該当したが、教育環境に適応した質問では高い症状を報告した参加者はいなかった。フォーカスグループでは、コミュニティ感覚、仕事の肯定的・否定的側面、仕事の意味、機会、役割の正当性という5テーマが示された。著者らは、所属機関を越えた全国的なコミュニティがレジリエンスを支える可能性を提案しているが、本研究は小規模な混合研究であり、因果関係を証明するものではない。

2026 全文解析

職場におけるメンタルヘルス・ファーストエイド:英国労働者の経験に関する再帰的テーマ分析

英国の職場で導入されたメンタルヘルス・ファーストエイド(MHFA)について、従業員、支援を受けた人、メンタルヘルス・ファーストエイダー、管理職計24人へのインタビューを分析した研究。参加者は、MHFAの目的や役割が曖昧であること、支援の有効性や組織の本気度への懐疑、メンタルヘルスの開示後に職場の人間関係や昇進・キャリアに影響が及ぶ懸念を語った。MHFAは、組織全体が従業員のウェルビーイングに取り組む環境の一部として実施される場合に、より受け入れられやすいと著者らは解釈している。