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発達心理学

乳幼児・児童・青年・成人・加齢など

2026 全文解析

LIMITコホートにおける出生時の胎便マイクロバイオータ:母親の生活習慣を超えた5つのタイプ

イタリアのLIMITコホートで、出生時の胎便に含まれる細菌叢と、母親の妊娠前BMI、妊娠中の体重増加、食事、身体活動、喫煙などとの関連を調べた。168組の母子から得た胎便を解析した結果、これらの母親要因と胎便細菌叢の多様性との有意な関連は確認されなかった。一方、教師なしクラスタリングによって、細菌の構成が異なる5つの「マイクロバイオータ・タイプ」が見いだされた。研究は出生時の1時点に限られるため、これらのタイプがその後も続くか、将来の健康と関係するかは明らかではない。

2026 全文解析

子どもは健診をどう経験するのか:遊び・主体性・支援者との関係からみた5~7歳児の視点

フィンランドの5~7歳児11人を対象に、子ども健康クリニック(CHC)での看護場面における参加とケア経験を調べた質的研究。ロールプレイ、刺激再生インタビュー、Storycrafting、絵画・描画を組み合わせ、子ども自身の語りや表現を分析した。子どもたちは、医療訪問を他者と共有する意味のある経験として捉え、質問に自分で答えること、動くこと、物に触れること、遊ぶこと、信頼できる大人の近くにいることを、参加の一部として表現した。予防接種、身体測定、大人による行動制限は印象に残りやすく、遊び・玩具・ごほうび・支援者の存在は肯定的な経験と結びついていた。

2026 Abstract解析

一緒に歩く:生態学的モデルから見た、オーストラリアの自閉症のある就学前児を持つ親の自然歩行体験

オーストラリアの自閉症のある就学前児を持つ親が、子どもと自然の中を一緒に歩く経験をどのように捉えているかを、ブロンフェンブレンナーの生態学的モデルを枠組みとして調査した質的研究。親たちは、自然の中を歩くことが子どものコミュニケーション、つながり、落ち着きなどの発達的成長の機会になると述べた一方、一緒に歩く際の動きや協調の違いなどの困難も指摘した。

2026 全文解析

子どもは過体重・肥満をどう理解するのか:チリにおける質的研究

チリ・サンティアゴのプライマリケア診療所で「過体重」または「肥満」と分類された10~12歳の子ども18人にオンライン半構造化インタビューを行い、健康、成長、体重の理解を調べた。子どもたちは医療用語をそのまま使うよりも、「少しぽっちゃり」を意味する日常的で柔らかな表現を用い、身体の大きさを見た目、身体感覚、他者からの評価と結びつけて語った。診療所での測定や分類は、子どもによっては自分の身体を「普通ではない」と意識する契機となり、羞恥や不快感につながっていた。一方で、体重の状態を成長によって変化する一時的なものとして捉え、医療的ラベルを自分なりに解釈・交渉する姿もみられた。

2026 Abstract解析

需要・選択・ジレンマ・意思決定:ケララ州で地域生活を送る高齢者の有償ケアの実態を探る

家族を基盤としたケアの弱まりと高齢者の機能低下により、有償ケアへの依存が高まっている。本研究は、ケアを受ける高齢者、介護者、サービス提供者へのインタビューを通じて、有償ケアに対する需要と、その利用・選択に伴うジレンマを検討した。分析から、ケアの需要、選択、ジレンマ、意思決定を結びつける枠組みが示され、有償ケアの適合性、信頼性、継続中断のリスク、費用負担の困難さ、本人中心のケアの不足が重要な問題として報告された。

2026 Abstract解析

青年期の母親の子どもにおける幼児期発達格差の大部分は社会経済的不利で説明される:ラテンアメリカ・カリブ15か国の国際比較

ラテンアメリカ・カリブ地域15か国の3~4歳児23,650人を対象に、青年期に母親となった女性の子どもで幼児期発達(ECD)が低い傾向にある理由を検討した。青年期の母親の子どもは11か国で平均ECDスコアが低かったが、世帯の豊かさ、母親の教育、都市・農村居住地を調整すると、有意な不利な関連が残ったのはパラグアイとスリナムだけだった。著者らは、青年期の母親であることに関連するECD格差の多くは社会経済的要因で説明されるとしている。