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臨床心理学

心理的問題・心理療法・心理的介入など

2026 全文解析

「人間であることの最も基本的なものを奪われた」:PSSDの生きられた経験と影響

英国でPSSD(SSRIなどの服用中止後も続く性機能の問題)を経験する成人10人に半構造化インタビューを行い、その体験を解釈的現象学的分析で調べた研究。参加者は、医療者から十分な説明を受けなかったことや訴えを否定・軽視されたことによる不信感、感情や自己同一性の変化、恋愛・家族・友人関係や将来への喪失感を語った。一方で、本人の経験を認めて話を聴く専門家、心理療法、日課や運動、PSSD当事者コミュニティからの支援が助けになる場合も示された。

2026 全文解析

重度の自傷行為をする人の家族・近親者が経験する医療との関わり――「私たちが最もよく知っている」

ノルウェーで、重度の自傷行為をする成人を支えてきた親、パートナー、きょうだい15人にインタビューし、医療サービスとの関わりを分析した。参加者は、医療に頼らざるを得ない一方で、本人の状態を長年見てきた自分たちの知識が十分に聞き入れられず、感情的・過干渉とみなされて関与を妨げられる経験を語った。また、本人だけでなく家族自身の疲労や不安、支援ニーズも見過ごされやすいと感じていた。研究は、家族の医療参加には情報提供だけでなく、経験知を信頼できる知識として扱い、家族自身を支援の対象として認識することが関係すると論じている。

2026 Abstract解析

COVID-19パンデミック下の妊娠中の女性のメンタルヘルスとレジリエンスを改善する心理的介入:系統的レビュー

COVID-19パンデミック下に妊娠中の女性を対象として実施された心理的介入を検討した系統的レビュー。16件の研究では、認知行動療法、マインドフルネス、心理教育などが個人、集団、デジタル、またはハイブリッド形式で提供されていた。多くの研究で抑うつ、不安、ストレスの低下が報告され、一部ではレジリエンス関連要因の改善もみられたが、研究の方法論的質は限定的で、評価指標のばらつきと追跡期間の短さがあった。

2026 Abstract解析

生殖補助医療の不成功後の女性の性機能に対するEX-PLISSITモデルとBETTERモデルに基づく性カウンセリングの効果:ランダム化臨床試験

生殖補助医療が不成功に終わった女性66人を対象に、EX-PLISSITモデルまたはBETTERモデルによる個別の性カウンセリングを行った。両群とも介入後に性機能が改善し、性欲、性的満足度、性的興奮、腟潤滑の得点は介入前より高く、痛みの得点は低くなった。抄録で示された結果では、介入前の両群間に性機能の差はなかった。

2026 Abstract解析

LASSOおよびXGBoostアルゴリズムに基づく不妊患者の社会的回避・苦痛に影響する要因の分析

不妊患者205人を対象とした後ろ向き研究で、社会的回避・苦痛(SAD)に関連する要因を分析した。年齢と不妊スティグマはSADとのリスク関連を示し、自尊感情、CD-RISC得点、社会関係の質は保護的な関連を示した。ただし、各指標の識別能力は中程度にとどまり、観察研究であるため因果関係は示されていない。