RESEARCH

心理学・行動科学の研究を読む

海外の研究論文を中心に、 研究方法・結果・限界を日本語で分かりやすく整理しています。

#ウェルビーイング の研究 2件
健康心理学 2026 全文解析

サウナ入浴の動機と感じられる健康効果:スウェーデンにおける男女差の記述的研究

スウェーデンの常習的なサウナ利用者588人を対象に、なぜサウナに入るのか、また健康やウェルビーイングにどのような効果を感じているのかを調べた横断研究。自由記述の分析から、サウナ入浴に関する動機・体験は「精神的回復」「社会的な一体感」「浄化」「身体的健康」の4テーマに整理された。女性では精神的回復、男性では社会的な一体感が最も高い順位となった。女性はサウナ後の睡眠の質向上と身体の痛みの軽減を有意に報告したが、男性では同様の有意な変化は確認されなかった。これらは参加者の主観的な認識であり、サウナ入浴の因果的効果を証明する結果ではない。

感情・ストレス心理学 2027 Abstract解析

生態学的・集合的フローリッシング(e-co-flourishing):イノベーションと研究を導く枠組み

本稿は、人間自身のフローリッシングを、自然生態系とそこに含まれる集団・個体のフローリッシングとともに追求する「生態学的・集合的フローリッシング(e-co-flourishing)」の枠組みを提案する。理論を現実の介入へつなぐため、方法論、指針、想定される結果、変化の経路、文脈要因、介入の特徴を含む翻訳的な枠組みを示し、MBCT-BLUEを応用例として紹介している。