教育・学習心理学
2026
全文解析
250人の1年次医学部生を対象に、生理学のチーム基盤型学習(TBL)で、通常形式とゲーム要素を加えたグループ準備確認テスト(GRAT)を比較した。個人準備確認テスト(IRAT)と応用演習(AE)の絶対的な成績には、形式間で有意差がみられなかった。一方、内分泌学では、通常形式でIRATからAEへの成績低下が有意であったのに対し、ゲーミフィケーション形式では低下が有意ではなかった。ただし、この学習軌跡の差は探索的で小さく、ゲーミフィケーションが学習成績を改善したと確定するものではない。学生の反応は概ね肯定的で、エンゲージメントやチームワークが評価された一方、時間的プレッシャーをストレスと感じる回答もあった。
健康心理学
2026
Abstract解析
妊婦19人への半構造化インタビューから、妊娠期の食事ガイドラインは十分に認知・利用されていないことが示された。背景には、産科医療提供者からガイドラインを受け取る機会が一貫していないこと、自分で情報を探す際に食の安全性や信頼できる情報の見極めに多くの関心が向くこと、一般的な推奨内容では個々の栄養ニーズに対応できないという認識があり、利用動機が低いことが挙げられた。
健康心理学
2026
全文解析
初回急性心筋梗塞を経験した患者が心臓リハビリテーションに参加する際の体験と、それを促進・阻害する要因を、9件の質的研究から統合したレビュー。分析の結果、患者は「以前の自分」から「新しい自分」へのアイデンティティの変化を経験し、不安や運動への恐怖、経済的・仕事上の負担などが参加を妨げる一方、リハビリテーションで得られる身体的自信、家族や同じ病気を経験した仲間からの支援、専門職による具体的な説明と励ましが参加を支えていた。