RESEARCH

心理学・行動科学の研究を読む

海外の研究論文を中心に、 研究方法・結果・限界を日本語で分かりやすく整理しています。

#ワクチン忌避 の研究 3件
健康心理学 2026 全文解析

特別な医療的ケアを必要とする子どもの予防接種相談外来に対する保護者の希望と関連要因:中国・上海の横断研究

中国・上海の予防接種相談外来で、特別な医療的ケアを必要とし、国家予防接種プログラムのスケジュールを完了していない14歳未満の子どもの保護者101人を調査した。希望する外来の場所は地域診療所が51.0%で最多だったが、25.7%は小児病院、23.3%は一般病院を希望した。外来の場所の希望は、ワクチン忌避尺度の得点よりも、子どもの性別や世帯収入と関連していた。研究は単施設の横断研究であり、これらの関連から因果関係を示すことはできない。

社会心理学 2026 Abstract解析

「COVID-19は人を殺す。冗談では済まされない」:南アフリカ・ソウェトに暮らす女性たちのCOVID-19に対する認識と経験

南アフリカのソウェトに暮らす黒人女性がCOVID-19パンデミックをどのように経験したかを、個人、対人関係、地域、社会という複数のレベルから検討した質的研究。女性たちは感染、暴力、孤立、経済的困難への不安を抱えながら家族や地域を支えた。一方、COVID-19に関連するスティグマは人々のつながりを損ない、政府機関への不信の強まりはワクチン忌避と関連していた。

健康心理学 2026 Abstract解析

カメルーンとエチオピアの地域社会における経口ポリオワクチンと新型コロナワクチンへの懸念の比較

カメルーンとエチオピアで、経口ポリオワクチン(OPV)と新型コロナワクチンに対する懸念を比較した。32回のフォーカスグループ討議から、ワクチン忌避の理由として副反応への恐れ、ワクチンの過剰接種への恐れ、宗教指導者の反対、医療従事者への信頼不足などが示された。これらの懸念はOPVよりも新型コロナワクチンで強く報告されたが、エチオピアの回答者の69%、カメルーンの回答者の57%は新型コロナワクチンを接種していた。